2期生レポート

 三重県に来た福島の中学生が、三重の子どもたちに、振り絞るように言った言葉が忘れられません。そして、三重の子どもたちがとった行動に、教育の可能性を感じました。2013年度の第二期生の子どもたちがこのようなレポート書きました。
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 朝起きたら家族がいること、学校に行けば仲間がいること、帰るふるさとがあること、山や川で公園でおもいっきり遊ぶこと、福島の中学生は「これは当たり前でなかった」と言った。
そして、僕たちに本音をはきだしてくれた。放射線への恐怖、友だちがいなくなるさみしさ、将来の健康不安、風評・福島差別について、深呼吸しながら、顔をこわばらせながら、吐き出してくれた。

「大人たちは、『将来がんになるかもしれない』なんて言うな!」
「私は、福島の人としか結婚できないの?」

 先生から、「何か返せる人は?」と言われて、とにかく手を挙げた。頭の中は真っ白なのに手を挙げた。初めての経験だった。とにかく僕たちがそばにいるという気持ちだけを上手く言えなかったけど、伝えた。
「僕たちはそばにいる」
「僕たちは一緒にいる」
「遠く離れていても心は繋がっている」 そんな思いだった。
福島の友だちは、表面では明るかったけど、心の奥底では、苦しんでいる、悲しんでいる、叫んでいる。
一番つらいことは、そのことをわかってもらえないこと、知ろうとしてくれないこと、だと分かった。

僕たちは正しく知ること、困っている人に手を貸すことに意味なんていらないということ、助け合う、支え合う、わかちあう社会がどんなに素晴らしいかということ、それを伝え広めて、福島から素敵な社会を創っていくということ、これは、当たり前のことだと強く思った。決して特別なことではない。

 「人が人として生きるということはどんなことなのか」ということを、この震災が、福島が、この交流会が教えてくれた。当たり前のことがどんなに幸福なのかを教えてくれた。
 僕たち2期生から、3期生、4期生、そして、10期生まで続いたときにこの当たり前のことが、ヒーローに変わる。この交流会が、この世の中にヒーローを誕生させる。
 毎日毎日、毎月毎月、毎年毎年続けるだけ、当たり前のことを本気になって続けるだけ。ただ一つだけ大切なことは、心を込めるということだ。
 本気で願う、本気で動き、本気で挑む。それが少しでも出来たら、“よし”って自分を認めて、ほめて、「ありがとう」って感謝してみる。全てのことに感謝してみる。
 僕たちは「福島を忘れない」を広める。そして、「福島を忘れてないよ」を届ける。
 福島と手をつなぎ、地域を変える、日本を変える、世界を変える
 この福島三重子ども交流実行員会がその鍵を握る。
 よ~し、僕たちはやる!!
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